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”トイレのシェイプ” -細身な丸型か崇高な四角型か- 3Cバスルーム部材選定編

2026.09.03 KS氏 約6分

3Cのバスルーム部材選定会議。最後はトイレの形が丸か四角かで社長と若手が本気で譲らない事態に。

皆さんこんにちは!空間創造グループのKSです。

最近ジムに入会しました。体を鍛えると良いことがたくさんあるのですが、中でも僕はポジティブになるということをプッシュしたいです。トレーニングをすることで、セロトニン、ドーパミンという脳内ホルモンが分泌され、モチベーションの向上や精神の安定という働きをもたらしてくれます。

この2つのホルモンは、激しい運動でなくても分泌を促せます。だから始めるハードルは低め。まずは軽く体を動かすところから、ホルモンをドバドバ出して幸せ野郎を目指します!

デスクで作業する様子
今日も3C進めるゼ

今回の3C会議テーマは「各住戸のバスルームの部材の選定」

水洗金具やバスタブ、シンクなどバスルームの仕様を決定していく上で必要になる部材決めを行いました。
今回の計画において、外部で使用する各ペディメントとバスルームの部材を紐付けながら選定を進めようとKU氏と候補を絞り、社長へプレゼンを行いました。

ところで皆さん、ペディメントはご存じでしょうか?
あたかも前から知っていたように振る舞っておりますが、僕はこの前知りました。。。

ペディメントは、古代ギリシャにおいて神殿の切妻の端の構造物として使用されたのが発祥で、その代表例にパルテノン神殿があります。現代では、扉や窓などの開口部のトップで非構造物(デザイン)として使用されているのが主です。
パルテノン神殿の建築が紀元前438年ですから、約2500年前のルーツをボウクスが辿っていると考えると、歴史の深さを思い知らされます。

KU氏が、ペディメントに対するボウクスとしての意味付け・捉え方を提案しようと海外の図書館の文献を読み漁り、下記の資料を作成しました。
KUのアニキさすがっす。。

 

 

アテネにある本物のパルテノン神殿
アテネにある本物のパルテノン神殿
アメリカのナッシュビルにある実寸大のレプリカ。柱上部の三角形の部分がペディメント。
アメリカのナッシュビルにある実寸大のレプリカ。柱上部の三角形の部分がペディメント。
Peaked cap pediment の解説スライド
Peaked Cap
Acorn pediment の解説スライド
Acorn(Broken)
Sunburst pediment の解説スライド
Sunburst

お客様に良いものをできる限り安く提供したい

社内のTND勉強会で「住宅は、年収の3倍程の額で購入できるものでなければならない」と学びました。
会社がいかに儲けるかということを先行させるのではなく、お客様にいかに喜んでいただけるか、幸せになっていただけるか。

選定した部材については、自社で調達ルートを一から見直す方針になりました。一方で、クオリティーの担保が難しいものは国内、もしくは海外の有名メーカーから仕入れる方向で決定しています。

従来のやり方を疑い、もっと良い方法がないのかどうか。
常に、初心で仕事に向き合おうと気付かされました。

会議室でカタログを広げて議論する様子
バスタブの選定を議論する、社長、KU氏、半分のKS。
議論を見守るメンバー
それを見守るH氏。

トイレの形状について、親子論争が勃発!?!

バスルームで使用するトイレの機種は決まったのですが、形状はどうするのかという話へ延長。。

KU氏:「四角いのはゴミ箱みたいだからシュッとした丸い形の方がいい!」
社長:「四角い方がトイレがしやすい!歴史を辿ると高貴な人々は大きな四角いトイレを使っていたんだ!」

両者譲らぬトイレへの情熱がヒートアップしました。笑

結果、KU氏が両方の”座り比べ”を行い、最終ジャッジをすることに。。一体どちらになるのか答えが待ちきれません!

椅子に座って身振りで説明する様子
細身の丸型が良いと主張するKU氏に、身を挺して四角型の良さを熱弁する社長。

今回の会議を経て、2人から最後に一言ずつ

KU氏:
会議後半では、キッチン周りの部材についても触れ、H氏の引き出しが炸裂してました。なんでこんなに知ってるの?ってくらいとても勉強になりました。まだまだ知識が足りないので勉強になります!!

また、トイレの形状に関して、社長のこだわりと僕のこだわりでバッティングしました。どうでも良いところにこだわってすみません!!笑
でもこういったひとつひとつのことにこだわって選定したものが、100年先も持つ住宅の一部になり、知らない人から見ても「なんかいい!」「こういう家に住みたい」って思ってもらえることを想像するとちっさなこだわりにもこだわり抜くべきだなと。
トイレの話が、ちょっとスケールのでかい話になってしまいましたが、自問自答しながら精進してまいります!

KS:
バスルームでの部材選定ということで、空間創造が行うバスルームのリモデル事業にも通ずる内容ですごく有意義でした。

今回、バスタブをいくつか提案させていただきましたが、その候補の中の1つに社長が実際に使っているバスタブがあり、使用感について細部まで教えていただきました。「見た目はいいけど、浸かって手を広げた時の感じが微妙…」ということで、見た目の美しさだけでなく機能面にも注意を払い、実際に使用するお客様にとって至高のバスルーム空間になるのかどうかを、様々な視点で決めていく重要性を学びました。
KU氏も言っていますが、トイレの形状の決定については奥が深いですが、”社長vsKU氏”の攻防に思わずほっこりしました笑

モノクロで撮影した2人の記念写真
どこかで見たことある構図だね。

トイレの形で、本気で言い合える会社です

社長と若手が、トイレが丸いか四角いかで真剣に譲らない。傍から見れば些細な話ですが、100年先も残る住宅の一部になると思えば、些細ではありません。ボウクスの意思決定は、だいたいこの温度で行われています。


この記事に出てくる「3C」について

3C -Cedar Creek Community- は、ボウクスが東京・田園調布で手がけた住宅地開発プロジェクトです(2024年7月竣工)。

その背景にあるのが、TND(Traditional Neighborhood Development / 伝統的近隣住区開発) という考え方です。1軒の家を建てて終わりにするのではなく、街並み、歩道、植栽、そこに住まう人どうしのつながりまでを含めて「ひとつのまち」として設計する、アメリカで育まれてきた都市計画の手法。米国メリーランド州のケントランズなどが、その代表例として知られています。

3Cは、その考え方を日本で形にした、ボウクスの最初のプロジェクトです。

▶ 3C -Cedar Creek Community- 公式サイト(別タブで開きます)

※この記事は、2022年7月に社内報「BOWCS TIMES」で公開したものを、社外向けに再編集したものです。登場する社員はイニシャル表記としています。記載内容は2022年当時の検討段階のものであり、最終仕様とは異なります。

 

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