着工前の3C現場へ。急な坂道との高低差をどう抑えるか、境界を一つひとつ確かめながらの現地打ち合わせ。
「山留め工事」についての現地調査と打合せ
2022年6月14日。3Cの現場にて、電気設備、そして土木工事の業者の方々と打ち合わせを行ってまいりました!
中でも、8月末に着工してはじめに行う「山留め工事」について、状況を確認しながら念入りに打ち合わせ。
現場東側は、急な坂道との境目で崖のようになっており高低差がかなりあります。
道路と敷地との境界を確認しながら、どの位置で山留めを行っていくのか話し合う様子はまさにプロフェッショナル。

敷地内はどこも草木が生い茂っていて、特に崖付近は足場も悪く危険。
それにもかかわらず、人間ブルドーザーと言わんばかりに土木のN氏がその草木を掻き分けていくではありませんか。
阿吽の呼吸で打ち合わせを進めるお二人の姿、この先起きるであろう、あらゆる可能性を踏まえて話を進められる姿に圧倒されました。

雨の中、図面を広げて
また雨の中、図面を広げ計画内容を業者さんに的確に説明してくださっていた設計士のJM氏。
かなり蚊が寄ってきておりましたが、そんな事には微動だにせず。
何度も何度も、役所と協議されてきたことが現場での話し合いをスムーズにさせていた印象を受けました。

そもそも「山留め」とは?
冒頭、”山留め”というワードが出てきましたが、簡単にどんな工事なのかお話したいと思います!
山留めとは、地盤(土砂など)が崩れてこないように、それをせき止める工事のことをいいます。
穴を掘ったりした時に周囲が崩れてきたら…想像しただけで恐ろしいですね。
工事内容を踏まえると、この日の打ち合わせの重要性の高さをひしひしと感じます。

図面の外側で、仕事は決まっていく
草の茂った斜面をかき分けて、境界の杭を1本ずつ確かめる。図面の上では一瞬で終わる線引きが、現場では半日がかりです。ボウクスの仕事は、こういう地味な時間の積み重ねの先にあります。
ちなみに最後の1枚は、背中がカッコよかったので載せました。現場からは以上です。
この記事に出てくる「3C」について
3C -Cedar Creek Community- は、ボウクスが東京・田園調布で手がけた住宅地開発プロジェクトです(2024年7月竣工)。
その背景にあるのが、TND(Traditional Neighborhood Development / 伝統的近隣住区開発) という考え方です。1軒の家を建てて終わりにするのではなく、街並み、歩道、植栽、そこに住まう人どうしのつながりまでを含めて「ひとつのまち」として設計する、アメリカで育まれてきた都市計画の手法。米国メリーランド州のケントランズなどが、その代表例として知られています。
3Cは、その考え方を日本で形にした、ボウクスの最初のプロジェクトです。
▶ 3C -Cedar Creek Community- 公式サイト(別タブで開きます)
※この記事は、2022年6月に社内報「BOWCS TIMES」で公開したものを、社外向けに再編集したものです。登場する社員・協力会社の方はイニシャル表記とし、お顔が判別できる箇所は処理しています。記載内容は2022年当時のものです。
